屋根の替え時

よく「屋根って永久に大丈夫だと思ってた」と耳にすることがありますが、屋根にも替え時や修理のタイミングがあります。
長年風雨や直射日光から家を守ってくれている屋根だからこそ、早めのメンテナンスが重要です。屋根のメンテナンスを考える時のポイントをご紹介します。

メンテナンスを考えるポイント その1

地震 瓦屋根

台風や地震・豪雨が不安な時

普段は目につきにくい屋根のメンテナンスを考える最も多い機会が「台風」と「地震」ではないでしょうか。
「落ちたらどうしよう」「飛んでいかないだろうか」と災害に対して不安に感じられるようでしたら一度点検を済ませられると安心です。補強や小規模の修繕で大きな破損を防げます。

メンテナンスを考えるポイント その2

カラーベスト 色あせ・経年劣化

セメント瓦やカラーベスト(スレート)の場合

屋根に使われている材料がセメント瓦やカラーベスト(スレート)の場合、陶器瓦やいぶし瓦に比べて耐久年数が短く、メンテナンスもこまめに必要です。
特にカラーベストは通気性の点で湿気が篭りやすく、瓦の下のコンパネ(野地板)という板が腐食しやすいです。
セメント瓦・カラーベストともに替え時のサインとしては、色あせがひとつの目安になりますので、「結構色あせたな・・」と思われたら考え時です。
瓦を葺き替えるのではなく、塗装をするという方法もあります。年数の目安としては大体10~15年で点検しておかれると安心です。

メンテナンスを考えるポイント その3

屋根からのサインがある場合

ふとしたときに気づいたり、電気工事などで屋根に上がった業者さんから指摘されたりでご連絡をいただくことも多いのが「屋根からのサイン」が出ている場合です。こちらも早めの補強や小規模の修繕で大きな破損を未然に防げる可能性が高くなります

雨漏り
瓦・下地財を通して雨漏りしているので早急な対処が必要です

割れ・ズレ
長年の耐久による割れやズレもありますが、近年はアンテナやソーラーなど屋根にあがって工事を行なう機会も多く、その際に割れたりずれる事も少なくありません。

色褪せ
表面の塗料が落ちて、劣化すると、割れるなどの症状が出やすくなります。

苔・雑草
瓦と瓦の間に土ぼこりなどが堆積し、そこにコケや雑草が生えてしまった場合です。掃除などをして取り除かなければ、草をつたって雨水を中に引き込んでしまう恐れがあります