今回、施工させて頂くお家では施主様が天井の雨染みに気づかれ、雨漏りのご相談をいただき調査した結果、棟(屋根頂上)部分からの雨漏りによる事が判明したためお伝えしたところ、「これからも安心して長く住んでいきたいので瓦の全面葺き替えでお願いします。」と言って頂きましたので屋根材は瓦を使用して全面葺き替え工事を始めさせていただきます!
こちらが施工前の屋根の状態です。経年劣化により瓦の表面は傷んでいて(4)の写真の棟の部分からは雨漏りの水分により植物が育ってしまってますね。




まずは既存の瓦を全て撤去します。(4)の写真をよく見て頂くとなんだか土が湿ったような柔らかそうな土に見えますよね。本来この土は石のようにガッチガチに固まっているべき土なんですけど、写真のように湿ってボロボロ崩れているのは、現在進行形で棟に雨水が侵入しているサインなんです💦
この雨水の侵入が進行するといずれ住んでいる方の目にも止まる天井の雨染み等の異常に繋がる可能性が非常に高いです。とはいえ普段なかなか目につかない屋根の上での問題なので、数年に一度屋根の点検を業者に依頼することをオススメします!




既存の屋根材の撤去が完了したら、屋根が完全に出来上がるまでは毎日作業終了後にブルーシートで雨養生をして屋根を降ります。




現在雨漏りにより劣化している野地板(屋根を支える板)の補強の為、新しい野地板を上から釘で打ち留め、その上から防水性を高めるためにルーフィング(防水シート)を貼り、瓦を引っ掛けて釘で打ち留める為の桟木を取り付けます。









瓦を屋根に上げたら一枚一枚丁寧にステンレスの釘で桟木に向けて打ち留めます。



これで二階屋根の葺き替え工事は完了になります♪




一階の屋根も上記の施工法で同じように仕上げます。




最後に劣化にともない撤去することになったベランダを取り外して、板金屋根を葺き替えて、雨どいを新品に取り替えたらこれで全ての施工が完了となります!




二階屋根のビフォーアフターです!施工前の瓦は経年劣化による瓦の痛みが、かなり進行している状態でしたが葺き替え後のアフターでは銀鱗(ぎんりん)の瓦が青い空とマッチしていて、とてもかっこいいです!!


N様、この度はお仕事の依頼ありがとうございました。
弊社の工事は、一級かわらぶき技能士が行っております。
施工例は、二級かわらぶき技能士・見習い戦士「あおい」が書いております。